高齢出産の不妊でも治療して子どもを出産したい!成功の秘訣は?

不妊の原因は様々ですが、晩婚晩産化で高齢での初産が増えているため、高齢が原因の不妊症も増加傾向にあります。
今回は高齢出産の不妊治療についてご紹介します。

妊娠するために意識したい生活習慣

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ご自分の身体に負担となるような状況は極力妊娠前にも改善しておき、健全な状態や環境で受精卵を受け入れられるよう準備しておくことが必要です。
まずは今の自分の生活の状況を検証することで、不妊を回避できる方法を知りましょう。

リラックスのための睡眠・休養

十分な睡眠や休養は免疫力を高め、自律神経を安定させるので、妊娠しやすい身体の状態をつくります。就寝の時間をある程度決めて、一定の睡眠時間を確保することが大切です。

栄養バランスのとれた食生活

栄養のバランスを考えた食事を摂るように心がけていますか?栄養と妊娠はあまり関係ないイメージがありますが、子宮を含め様々な臓器の健全な育成のためにも、良質なたんぱく質やビタミン類、ミネラルなどの摂取は必要です。

無理のない日々の環境

不規則な勤務時間や過酷な勤務形態でストレス状態になっている方も多いかもしれません。妊娠しても休みを取りやすい状況や仕事を続けやすい環境であるかというのは重要なポイントです。周りの方にお手伝いを頼める状況をなるべく早めに確保できたらさらにいいでしょう。

適度な運動を行う

妊娠は体力勝負でもあるので、事前にも丈夫な体づくりが大切です。筋力トレーニングやヨガなどで心身ともにリフレッシュしましょう。

飲酒・喫煙を控える

飲酒や喫煙の習慣化は臓器や血液に悪い影響を与えるので避けるにこしたことはありません。妊娠に気づかないまま飲酒や喫煙を続けてしまった場合、胎児にも害がおよび未熟児や障害、病弱など様々な問題が起こりえます。

薬の服用に注意する

常時あるいは定期的に服用している薬がある場合は、妊娠時に副作用や胎児への影響があることも指摘されています。妊娠を意識し始めたら薬の服用について医師に事前に相談しましょう。

高齢主産の不妊治療の治療方法

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一般的に不妊の原因は様々ですが、男女とも加齢によって精子と卵子の力が弱まるため、統計では32歳ごろから受精率や着床率は低下するといわれています。そのため日本では3 5歳以上での初産を高齢出産と定義しています。
もし出産を初めから考えている方がいれば、なるべく早めにご自身の身体の状態を把握しておくことが必要です。

一般的な不妊の治療方法は医師の判断や母体の年齢よって多少異なります。
代表的な最初の治療法としては「タイミング法」や「人工授精」などがあります。
「タイミング法」は妊娠しやすい排卵期に性交を行う不妊治療の基礎的な方法を指します。「人工受精」は夫の精液を妻の子宮内に注入し、自然に近い形での妊娠を人工的に促します。

しかしこれらの方法は高齢になると効き目が弱くなるようです。
卵子が老化しても影響を受けにくい治療法は「体外受精」と「顕微授精」が挙げられます。
「体外受精」は排卵前に体内から取り出した卵子と精子を体外で受精させ子宮に戻す方法です。一方「顕微授精」は採取した卵子に顕微鏡を使って1匹の精子を受精させる高度な生殖技術です。
これらの方法で高齢でも妊娠の確率は高くなりますが、卵子の採取では排卵誘発剤を使用するため副作用など母体への負担が重くなる恐れがあります。

費用と相場

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初診は保険適用される検査がほとんどですが、だいたい1万円~3万円用意することが多いようです。当然ながら男性側に不妊の原因があることも考えられるので、その検査のためにも女性だけでなく男性も受診する方が望ましいでしょう。

その後の検査や治療は保険適用できるものばかりではありません。
「タイミング法」や「薬物療法」などは保険が適用されますが、「人工受精」や「体外受精」、「顕微授精」などは未だ自費での治療しかありません。

治療費は受診する医療機関によって多少差があります。
「タイミング法」は基礎体温計(2,000円~)を購入し、1回の治療費は数千円程度が相場です。
「薬物療法」は排卵誘発剤や卵胞刺激ホルモン注射で卵子を大きくしたり排卵を刺激し妊娠を促したりする方法で、保険適用をして数千円程度です。

「人工授精」になると一度で成功することが難しくなるので、治療も長期にわたるケースが増えます。1回の治療で1~3万円が相場のようです。
「体外受精」や「顕微授精」になるとさらに治療方法のレベルが高くなるため、1回の治療で約50万円前後が相場となります。

このように不妊治療にかかる費用は治療法によっても大きく異なるため、費用の問題で子どもを授かることをあきらめてしまう方もいます。自治体によっては条件付きで不妊治療の助成制度を設けているので、ぜひホームページや問い合わせで確認してみてください。

病院の見極め方

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不妊治療はデリケートな問題なので、うまくいかなければ思いつめてしまう場合もあります。その時に親身になってアドバイスや応援をしてくれる医師やスタッフがいると心強いですよね。
でも受診する方との相性もあるので、インターネットや口コミの情報だけで判断して病院を限定せず、ある程度の情報を得たら、とりあえず医師と話すことから始めてみるのをおすすめします。信頼できる医師やスタッフと出会えるかもしれません。

また不妊専門の病院では不妊の状態を避けるための講習会を実施しているところもあります。積極的に参加して知識を深め、同じ悩みを持っている人たちとの情報交換に役立ててみるのもいいでしょう。

高齢での不妊治療というとどうしても心身ともに女性だけに負担を強いてしまうことがあります。「二人で子どもを授かる」という意識を持ち、男性も共に不妊についての理解を深め協力し合うことが大事です。