【女性の性病】性病かな?と思って発熱した時はどんな性病なの?

性病からくる症状の一つに発熱があります.
発熱を起こす可能性のある性病の種類、発熱以外の症状、原因、治し方などをご紹介いたします。

発熱の症状が出る性病の種類と症状、その原因は?

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性器クラジミア感染症

クラジミア感染症は、クラミジアトラコマティスという細菌に感染することでおきる病気です。近年日本で特に20代から30代にかけての患者数が増加しています。感染してから1~3週間ほどで症状が現れます。しかし女性の約80%~90%の方が無症状であり、感染に気付かないこともあります
症状は軽い発熱のほか、おりものの増加、不正出血、下腹部の痛みなどがあります。
ただ症状が出ても軽い方が多く、気づかないまま放っておくと卵管炎などを発症してしまうことがあります。

淋菌感染症

淋菌に感染することで起こる病気です。感染者との性行為を通じて感染し、その感染率は約30%と高くなっています。女性の場合は子宮頸管へ感染し、子宮頚管炎や尿道炎を併発することがあります。主な症状は発熱のほか、おりものの増加、不正出血、性交時や下腹部の痛みなどです。
また喉へ感染することもあり、喉の腫れや痛みがなどの症状が出てきます。
男性の方が症状が出やすいため先にパートナーの感染に気づき、その後自分の感染に気づく方も多い病気です。

A型肝炎

A型肝炎ウイルスに感染することで起きる病気です。
多くは魚介類の生食などの食べ物からの感染ですが、性行為が原因で感染することもあります。その場合口からウイルスが入り感染します。
感染から約1か月後に症状が出てきます。主な症状は発熱の他、吐き気や嘔吐、黄疸などが出てきます。これらの症状が1週間ほど続きます。
他の急性のウイルス性肝炎と比べて症状が強いのがA型肝炎の特徴です。A型感染は約3ヶ月で自然に治り、その後抗体ができるため再感染することはありません。しかしまれに重症化し死に至る場合もあります。

B型肝炎

B 型肝炎ウイルスに感染することで起きる病気です。
世界的に感染者数が多く、日本では130万人以上いると言われています。日本での感染は主に母子感染によるものですが 、性行為によって感染する場合もあります。
感染した後、約1ヶ月後に症状が出てきます。全身倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸、濃い色の尿が出るなどの症状が表れます。風邪に似た症状なので感染に気づかない方もいます。
また症状が出るのは感染者の3分の1と言われており、ほとんどの方が症状が出ないと言われています。
急性肝炎として2ヶ月で治る場合も多いですが、ウィルスが体内に残って慢性化した場合は肝臓がんや肝硬変などの原因になります

C 型肝炎

C 型肝炎ウイルスによって引き起こされる病気です。
日本での感染者数は約200万人ほどです。しかし症状が出ない方もいるため、ウイルスを持っているのに気づいていない方が約60万人もいると言われています。
C型ウイルスの感染源は主に血液です 。性行為での感染はまれですが、生理中の性行為などを行うと感染の危険性が高いと言われます。
症状が出るまでは個人差があり、約2週間から3週間ほどかかります 。
主な症状は発熱、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、濃い色の尿が出るなどです。しかし症状が出ない方も多く、発症しても Aが型肝炎やB 型肝炎に比べて症状が軽いと言われています。

発熱の症状がでる性病の治療方法

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性器クラジミア感染症の治療方法

クラミジアは抗生剤を服用して治療します。症状によって異なりますが、1日~1週間ほど服用します 。しかし重症化している場合は数ヶ月かかることもあります。
そして薬を飲みきった後再検査を行い、クラミジアが陰性になっていれば治療は終了です。パートナーも感染していることが多いので必ず一緒に治療を行いましょう。

淋菌感染症の治療方法

淋菌感染症の治療は主に注射によって行われます。
1日~1週間、筋肉注射や静脈注射などを行います。1回の注射で済む場合もあります。その後、抗生剤を服用します。期間は症状によって異なります。
その後再検査を行い、菌が陰性になっていることを確認し治療が終了します。パートナーも感染していることがほとんどなので一緒に治療を受けましょう。

A型肝炎の治療方法

A型肝炎に治療薬はありません。治療方法は安静にすることのみです 。
黄疸などの症状がある場合は入院して経過を観察することがあります。この場合、治るまで1か月以上かかります。その後検査を行い、肝機能が正常になっていることを確認し治療は終了です。
しかしその後に数ヶ月は、便の中にウイルスが入っていることがあるため注意が必要です。
A型肝炎は一度抗体ができれば再度感染する可能性はありません。

B型肝炎の治療方法

多くの方は数ヶ月で自然治癒します。しかし黄疸などの症状がある場合は、入院して抗ウイルス療法を行います。その後肝機能が正常になっていることを確認し、退院します。退院後しばらくは定期的に検査をうけ、数値が正常かの確認が必要です。
急性の B株型肝炎に感染した後は抗体ができるので、再感染はしません。
しかし特定のパートナーがB 型肝炎のキャリアである場合はワクチン接種を受けましょう。

C 型肝炎の治療方法

C 型肝炎の治療方法は個人の状況により様々です。
食事療法や抗ウイルス剤の投与、安静治療などを行います。その後検査を行い、肝機能が正常か確認をして治療を終了します。しかし、しばらくの間は数値が安定しているか検査が必要です。

発熱をともなう性病まとめ

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発熱の症状がでる性病をご紹介しました。
いずれの病気も風邪と似ている症状のため、判断しづらいことがあります。
発熱の他、おりものや性器の異常がある場合は婦人科を受診しましょう。また性病の場合、パートナーも一緒に治療することを忘れないようにしましょう。