中絶手術後の出血。止まらない場合はどうすればいいの?

中絶手術に続く出血。心配になることが多いですよね。
今回は中絶手術後の出血に関してご紹介します。

中絶手術後は出血することがあるのか?

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中絶手術後には必ず出血があり、通常は出血があるからといって身体に異常があるわけではありません。
なぜ出血が起こり、通常はどういう風に出血が続くのかを知る必要があります。

中絶の手術後に出血がある理由

中絶手術は、子宮の中にある胎盤や胎児を引っ張り出す施術がされるので、どうしても子宮の組織を剥がす際に出血を伴います。
手術によってついた子宮内の細かい傷や、子宮内に残留しているものを押し出すことで出血が起こるのです。

出血がある期間

出血がある期間は個人によって異なります。
だいたい初期の中術手術だと1週間〜10日くらいで出血が止まると言われていますが、妊娠の週数が大きかったり、今までに中絶手術をしたことがあったりするとさらに出血の期間が長くなる場合もあります。

また、出血が一度終わったあとでも、中絶後1ヶ月くらいの間だと再度出血があることもあります。
生理の出血と間違えないようにどのような出血が中絶手術によるものなのか、見極めることが必要です。
中絶手術をした後の生理は、だいたい30日〜50日くらい後に来ることが多いようです。
元の生理サイクルに戻るまでは出血の異常に注意しておくようにしてください。

出血に伴う痛みはあるのか?

中絶手術による出血の際も、生理痛と似たような痛みがあることがあります。
それは子宮内の残留物を子宮が収縮運動をすることで押し出す為に起こることで、少しの痛みでしたら問題はありません。

どんな手術方法や妊娠時期(初期、中期)に出血しやすい?

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中絶手術の方法には主に吸引法と掻爬法の二つがあります。
どちらの方法でも中絶手術後の出血は避けられませんが、掻爬法よりも吸引法の方が子宮内を傷つけやすく、出血が長引く場合があります。
とはいえ、手術の進行によって、うまく残留物を取り除き子宮内も傷つけずに済めば、出血は短くなるでしょう。

また、妊娠時期によっても出血の量や期間は異なります。
妊娠初期の場合は、週数が大きくなるほど出血が長引く可能性があります。
中期の中絶手術の場合は、通常の出産と似ていて陣痛を起こして中絶を行う場合が多いので、より長い期間出血が起こると考えられます。

出血が止まらない場合、どうすればいいの?

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中絶手術後には出血が起こることが必須ですが、なかには身体の危険を知らせる出血もあります。
自分の身体の調子を見て、どのような出血だと病院に行くべきなのか見極めましょう。

危険な出血を見極める

中絶手術による出血は、だいたいダラダラと続き、生理の時よりも出血の量が多いことが多いです。
しかし、出血の量が異常に多かったり、1ヶ月以上などの長期間続いていたりしたら医者に相談してみてください。
また、生理痛のような我慢できるほどの痛みではなく、激痛が走るようでしたら、すぐに受診してもらう必要があります。
痛みの程度や出血量などに絶対的な基準はありません。
個人差があるものなので、出血による異常は身体からのSOSのサインと思って、少しでも気になる場合は無理をせずに病院にいきましょう。

出血期間に注意しておきたいこと

中絶手術後は安静にしておくことが必要ですが、出血期間には特に衛生面にも気をつける必要があります。
夜用の生理ナプキンを使っていたとしても、短時間ですぐに出血で真っ赤になることも多く、こまめに取り替えることが大切です。
また、出血がある期間というのは子宮が癒えている期間でもあります。完全に治らないうちに、セックスや他の施術をするのは危険を伴います。
もし何か急ぎの用があれば、必ず医者に相談しましょう。

手術後できるだけ出血しないようにするためには?

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中絶手術をした後は、出血の長さやひどさにかかわらず、避けておいたほうがいいものがあります。

アルコールの摂取やタバコ

まずはアルコールの摂取とタバコ。中絶手術の翌日からお酒を飲んだりタバコを吸ったりしてもいいと言われることがありますが、なるべくなら3日以上は避けておいたほうが無難です。
どちらも身体に刺激があるものなので、大量に飲んだり吸ったりするのは避けましょう。

運動

手術後2週間くらいまでは運動をするのもやめたほうがいいです。運動をすると再度出血がある場合もあります。もしその時の出血が大量だったり激しい痛みを伴うものだったりしたら、すぐに病院に行ってください。

入浴

シャワーは当日や翌日から浴びることができますが、入浴は手術後1週間くらいは避けておいたほうがいいでしょう。
しかし、治り具合によっても期間が変わるので、医者との検診の際にどのくらいで入浴が可能なのかを聞いておきましょう。

セックス

中絶手術後は、出血が完全に終わるまで、できれば2週間以上はセックスをやめておいたほうがいいでしょう。
子宮に負担をかけることが何よりも出血を長引かせてしまいます。
もし健診などで子宮の回復具合が思わしくなければ、セックスは完全に治るまでやめておきましょう。

中絶手術後の出血についてのまとめ

中絶手術の後は出血があることは当たり前なので、その点は心配しなくて大丈夫です。
しかし、異常な出血を見極め、合併症や他のリスクを招かないように注意をしておく必要もあります。
出血が止まらない場合や痛みがひどい場合には、必ず医者に診てもらうようにしてください。
出血は子宮の状態をもとに戻しているという証でもあるので、その期間はあまり身体に負担をかけず、安静にしているようにしましょう。