不安な中絶手術前日。誰もが落ち着かない日を過ごしているでしょう。
この記事では中絶手術前日にしておくべきことや、控えた方がいいことをまとめました。
中絶手術前日にしてはいけないこと
まずは、中絶手術前日にしてはいけない事とはなんでしょうか？
夜21時以降の飲食は避ける
多くの病院から指示されるのがこれです。夕食は早めにとり、21時以降は飲食をしないようにしましょう。
麻酔などの影響で嘔吐してしまった場合に、吐いたものが気管に詰まるのを防ぐ為に行います。水分が足りないとしんどくなりますから、21時までにしっかり摂っておくといいでしょう。
薬は飲まない
普段飲んでいる薬やサプリメントなど、麻酔に影響が出る場合があるので飲まないようにしましょう。
持病の薬などの場合は医師に飲めるかどうか相談しましょう。
飲酒・喫煙
どちらも、身体にとっては刺激になってしまいます。
手術の前日は勿論、中絶手術後も体調が落ち着くまでは控えましょう。
中絶手術前日にしておいた方がよいこと
次に、中絶手術前日にしておいた方が良いことをご紹介します。
お風呂に入る
中絶手術後は、しばらく湯船に浸かる入浴は禁止されます。
中絶手術を受けると子宮口が開いていますので、そこから細菌感染する危険性があります。それを防ぐためにも、手術後の検診で問題がないと判断されるまでは、湯船には浸かることができません。
手術後の状態によっては、シャワーも2～3日は禁止される場合があります。
中絶手術前日は身体を清潔にする為にも、しっかりとお風呂に入りましょう。
ゆっくりと湯船に浸かることで、リラックス効果も期待できます。
マニキュアを落とす
あまりしている方はいないと思いませんが、つい取るのを忘れてしまう場合があります。
医師は、顔色や爪の色をみて状況を判断するので、マニキュアやペティキュアは落としておきましょう。
また手術当日は、化粧もしていかない方がいいでしょう。
中絶手術当日の持ち物を用意する
特別な準備は必要ありませんが、持って行った方がいいものはいくつかあります。
・生理用ナプキン・・・手術後は誰もが出血します。病院で貰える場合もありますが、自分でも用意しておいた方がいいでしょう。
・生理用ショーツ・・・こちらも用意しておきましょう。自分が思っていたより出血が多い場合があるので、用意しておくと安心です。
・手術承諾書（中絶同意書）・・・手術当日には必ず必要です。前日のうちから用意しておきましょう。
入院準備も
妊娠中期での中絶手術など、入院が必要になってくる場合の準備も整えておきましょう。
準備するものは、病院によって異なります。
事前に渡された資料をよく読んで準備しましょう。
こちらも中絶手術後に出血があります。大きめの生理用ナプキンを多めに用意しておくと安心です。病院によっては、入院セットなどに含まれている場合があります。
睡眠をしっかりと摂る
中絶手術前日は中々眠れない方も多いと思います。
しかし全身麻酔の手術は、とても体力を消耗します。また手術後は、痛みがあったり精神的なショックもあったりするので、眠れなくなる場合も考えられます。
なるべく睡眠時間を確保しましょう。
どうしても眠れない場合は、目を瞑って横になっているだけでも、体力を蓄えることができます。
手術前日の処置って何をされるの？
病院によっては、手術前日に処置を行う所もあります。
血液検査などを行った後、子宮口を広げる処置をします。
この処置は、手術を行いやすくするため、子宮口と子宮頸管を開く為に行われます。
まずラミナリアという海藻で出来た細長い器具を、膣内に挿入します。
ラミナリアは膣内に入ると、水分を吸って膨張して大きくなるため、その際に子宮頸管を広げていきます。
場合によっては徐々に本数を増やしていきます。
この処置を行う際に痛みや出血が生じることがあります。
病院によっては、この処置を行う際にも麻酔を使う場所もあります。
中絶手術前の処置を行わない所も
この前処置には大きな苦痛を伴います。その為、中絶手術における最初の痛みと言われています。
大きな苦痛を伴うため、この処置をしないという病院も多くなっています。特に無痛中絶手術を行っている病院では、このラミナリアを入れ子宮口を広げる処置は行っていません。
痛みが気になる場合は無痛中絶手術を選択肢に入るのをオススメします。
中絶手術前日の行動まとめ
中絶手術前日にしてはいけないこと、しておいた方がいいことをご紹介しました。
中絶手術前日は不安に思うことも沢山あると思います。
様々なことを考えてしまい、眠れないかたも多いと言われます。
ですがあらかじめ準備をしておくことにより、少しでも落ち着きもって手術を迎えられるでしょう。
手術当日に慌てないように、出来ることは全てしておき、早めに休むようにしましょう。